よろず町役場
人口およそ3万人、九州の海と山の町。役場の職員は150人、システムの担当は1人(兼務)。ともりの困りごと研究所が作った架空の町で、実在の困りごとから作った仕組みをひとつずつ置いていきます。
どの課が、何を置いたか
「1万字書いてもまだ終わらない」引き継ぎ。年度の継ぎ目に、次の当番へ渡すもの。
引き継ぎの1枚5欄だけ(何をしたか/いつ動いたか/誰に聞いたか/つまずいた所/やらなくてよかったこと)。1欄140字。人の名前は書かず、役の名前で書きます。
役や当番を決める場で、「できません」しか言えない。
出られる時間の1枚実際に配られている用紙をいくつか読みましたが、「いつなら出られますか」を書く欄は、どれにもありませんでした。○△×で書いて、決める人へ出します。
「休み方が分からない」。介護の16のサービスのうち、家族が休むことを目的に書いてあるのは6本でした。
休みたいと伝える1枚ケアマネジャーとの面談の前に、介護している自分の側のことを5欄だけ。欄は、面談で確かめることになっている項目に合わせてあります。何も判定しません。
町のかたち
予約できるのは、この5か所です。
- 中央公民館の会議室 役場のとなり。20人まで。会議・話し合い・おしゃべり会・習いごと。
- 町体育館 駅から歩いて15分。100人まで。卓球・バドミントン・バレーボール・子どもの遊び場。
- 町民グラウンド 川ぞい。200人まで。野球・サッカー・運動会・グラウンドゴルフ。
- 海辺公園の広場 バス停「海辺公園前」すぐ。300人まで。お祭り・フリーマーケット・子どもの遊び場・撮影。無料・確認なしでそのまま押さえられます
- 図書館の集会室 町立図書館2階。30人まで。読書会・勉強会・読み聞かせ・会議。
小学校の体育館(夜間開放)は、学校と使う日を決めるので電話で受け付けています。
この町について決めてあること
ここに無いものは決まっていません。町長の名前も、歴史も、マスコットもありません。
人口約3万人(町) — 「無料枠で全部動く」の規模を決めるため
地理九州。大きな市から電車で40分。海と山がある — 施設の種類を決めるため
年齢構成九州の町の実在の平均値を借りる(作り込まない) — どの窓口から作るかの優先を決めるため
役場の規模職員150人。情報システムの担当は1人で兼務 — 「担当1人で運用できるか」を線にするため
しくみは自由に使えます(MIT)。研究所は約束をしないので、言えるのはここまでです。