読みもの
全国で起きている困りごとを整理したり、道具の使い方のコツを型にして書いたりする棚です。ここは「その場で解く道具」ではなく、読んで持ち帰るものを置いています。
33本
2026年10月(14本)
整理と仮説2026年10月14日
子どもの入院に1か月付き添うと伝えたら、契約を更新しないと言われた
家族に介護が要る状況になったと伝えることは、2025年4月から育児・介護休業法の「申出」で、口頭でもよく、それを理由に雇止めをしてはならないとされています(業務上の必要性が上回る特段の事情などは例外)。ただ、入院した子への付き添いが法律の「介護」に当たるかは、国の文書に名指しされていません。
整理と仮説2026年10月13日
付き添うなら個室で自費、と言われた部屋代は払うのか
個室の部屋代(差額ベッド代)がかかるには、料金の書かれた文書での同意が前提。ただし治療のための個室なら、署名があっても料金を求めてはならないとされています。満床は「求めてはならない」例と「説明と同意があれば差し支えない」疑義解釈に分かれ、付き添いのための個室は名指しされていません。
整理と仮説2026年10月12日
子どもの入院の付き添いは、誰が決めているのか
国の決まりは、入院中の看護は病院の看護要員(看護師・看護補助者など)だけで行い、家族の付き添いは医師の許可を得て「差し支えない」と書いています。付き添いを求める側の一文や「個室なら付き添い」の一文は、読んだ省令と2本の通知には無く、病院の運用です。
整理と仮説2026年10月11日
産休の前に体調で長く休むと、保育園の申込みの「働いた実績」は足りなくなるのか
保育園の就労証明書の「就労実績」の欄について、国の記載要領は、育児休業などで直近3か月に働いていない人には、取る前の(産休・育休などの月を除いた)実績を書くとしています。産休の前に体調で休んだ月が除かれるのかは書かれておらず、市町村に聞いて確かめられる所です。
整理と仮説2026年10月10日
切迫流産で長く休むと、育児休業給付の「12か月」は足りなくなるのか
育児休業給付金の「2年間に12か月」は、その2年間に病気やけがなどで続けて30日以上給料が出なかった人なら、その日数ぶん数える期間が延びます(最長4年)。妊娠中の安静で休んだ期間がそれに当たるかはハローワークが決めます。国のQ&Aが「妊娠」を名指ししているのは、別の給付の答えの中だけでした。
整理と仮説2026年10月9日
「保育短時間」の8時間に、通勤の時間は入っているのか
法令に「通勤」は無く、読んだ国の通知が通勤に触れるのは標準時間の11時間の理由だけでした。短時間の人の通勤を名指ししているのは2015年の事業者向けFAQで、通勤を含めて8時間を超えるのが常態なら、市町村が認めれば標準時間として扱って差し支えない、という書き方でした。
整理と仮説2026年10月8日
「内科・小児科」の看板の「小児科」は、何を示しているのか
看板に書ける診療科名は政令が名前で並べていて、「小児科」を掲げる医師に経歴や資格を求める条は、読んだ法令に見当たりませんでした。看板の科名は、医師が小児科の専門医かどうかを示していません。専門医かどうかは、医療機関が都道府県に報告する別の決まりの側にありました。
整理と仮説2026年10月7日
「家で試していない食材は園で出さない」「量の指示は除く扱い」は、どこに書いてあるのか
保育所のアレルギー対応ガイドラインは、量の指示を園では「完全除去」か「解除」にすることと、初めて食べる食品をひとつずつ家で確かめてから出すことを書いていました。試していない食材があるうちは次の段を丸ごと出さない、という束ね方は、読んだ国の文書にありません。除いたあとの埋め方も、園の判断に残されていました。
整理と仮説2026年10月6日
就労証明書の「就労時間」は、契約の時間か、働いた時間か
保育の要件の線は「市町村が定める時間以上労働することを常態とすること」で、契約とも実績とも書いていません。就労証明書の様式は、契約の時間(No.6)と直近3か月の実績(No.7)を別の欄に書かせていて、どちらで要件を見るかは、読んだ国の文書に書かれていませんでした。
整理と仮説2026年10月5日
親が1週間入院するとき、園への朝の送りはどの決まりに書いてあるのか
保育の認定は親の病気を理由にできますが、園が開く時刻は施設の規程で、子の看護等休暇は親の入院を理由に挙げていません。朝の送りに届く形をしていたのは、ショートステイの実施要綱の、保育所等の間の付き添い(市町村の努力)と、会社が置く始業時刻の変更の措置で、どちらも「置いてあれば」使える部品でした。
整理と仮説2026年10月4日
「仕事が休みの日は保育園に預けられない」は、どこに書いてあるのか
読んだ国の法令の本則に「仕事が休みの日」の条文は見当たりませんでした。近い一文は、休日に働く人の平日の週休日を聞いた事業者向けFAQの答えにあり、「保護者が就労していない日には、基本的には保育を受けられない」に例外が2つ続きます。保育を提供する日と時間を書くのは、各施設の運営規程です。
整理と仮説2026年10月3日
寝かしつけたあとの仕事は、どこで数えられるのか — 育児・介護休業法の決まりで、仕事の量が書かれているのは主に「周りの人」の側だった
育児・介護休業法は残業・時間外・深夜を「時間」で制限しますが、夜に家でした仕事がその時間に入るかは「指揮命令下か」で決まり、国の労働時間ガイドラインに「業務量」「持ち帰り」は0件でした。同法の指針で仕事の量が書かれているのは主に周りの同僚の業務負担で、戻ってきた本人の「業務量」は、意向に配慮するときの例の1つだけです。
整理と仮説2026年10月2日
保育園に「通わせなければならない」という決まりは、国の法令に見当たらなかった
保育園について国の法律にあるのは「市町村が保育しなければならない」という義務で、子を通わせる親の義務は見当たりませんでした。通わせる義務は小学校からで、その小学校でも法令は「正当な事由」があるかを分けています。
整理と仮説2026年10月1日
平日の昼、子どものことを聞ける電話は、♯7119を足すと5県から20都道府県になる
平日の午前11時に♯8000が開いているのは5県ですが、消防庁の♯7119の一覧を重ねると、♯8000か「全年齢」の♯7119のどちらかが開いている都道府県は20になります。別の11県では、開いている♯7119に「15歳未満は♯8000へ」と書いてあり、その♯8000は閉まっていました。
2026年9月(15本)
整理と仮説2026年9月30日
子の熱で休んだ日の給料は、法律では決まっていなかった
会社は断れない休みですが、休んだ日に給料を払うかは法律に書かれていません。国の調査では規定がある事業所の65.1%が無給でした。日数は働く人1人ずつに付き、ひとり親への配慮は指針に「望ましい」とあるだけでした。
整理と仮説2026年9月29日
保育園と幼稚園の「併願」は、国のFAQに書いてあった
併願を禁じる条文は見つからず、国は2015年のFAQで「保育所等と幼稚園を併願した場合」を名指ししていました。保育園は町が点数で、幼稚園は園が抽選や先着で選ぶ別々の列で、申込みの時期を定めた条は読んだ法令にありませんでした。
整理と仮説2026年9月28日
学童の「終わる時刻」は、職員をそろえておく時間の終わりだった
国の基準が決めているのは「平日3時間以上」という長さの下限だけで、終わる時刻はクラブが運営規程に書きます。国はその時刻までを職員の配置基準を満たす時間とし、「最後の子が帰った時刻」とは書かせていません。今年のQ&Aには、基本の終わりを18:30とする「延長預かり」の例が新しく足されました。
整理と仮説2026年9月24日
♯8000は、深夜には46県でつながり、平日の昼には5県でしかつながらない
番号は全国で1つですが、開く時刻は5通りに分かれています。厚生労働省の一覧を数えると、平日の午前4時は46県、午前11時は5県。国が測った相談の需要は、平日の昼のほうが深夜より2倍以上ありました。
整理と仮説2026年9月23日
「3歳から無償」は、年齢の線ではなかった
保育料が零になる日は、幼稚園に通う子は満3歳になった日から、保育所に通う子は次の3月31日を過ぎてからです。生まれた日が1日ちがうと364日ずれます。0〜2歳の「月10時間」は2028年3月まで町の条例で3時間まで下げられます。
整理と仮説2026年9月22日
「106万円の壁」は、10月に無くなるのではなく、もう無くなっている
2026年10月に撤廃が予定されている月8.8万円の賃金要件は、時給1,016円で週20時間働くと自動的に超えます。令和7年度の最低賃金は47都道府県すべてが1,016円以上。最後に超えたのは秋田県で2026年3月31日でした。
整理と仮説2026年9月20日
転勤の事情は、打診より前に届いていないと間に合わない
家庭の事情で転勤に応じられないとき、会社がいちばん多く挙げる措置は「転勤対象からあらかじめ外す」(64.7%)でした。転勤の計画より前に事情が届いていないと使えない形です。
整理と仮説2026年9月19日
「配慮してほしい」の入口は法律ごとにばらばらで、「されなかった」の入口は5つとも同じだった
働く人ひとりの事情に会社が合わせることを定めた条文を、6つの場面・8つの条から読みました。言う入口は4つが法律の条文に、1つが省令に、2つが指針にあり、1つにはどの段にもありません。
整理と仮説2026年9月16日
「単身赴任」という語は、育児の法律に一度も出てこない
育児・介護休業法と施行規則の全文に「単身」「赴任」「転勤」「別居」は0件でした。家に誰がいるかで請求できるかが変わるのは、深夜業の制限のただ1か所です。
整理と仮説2026年9月14日
「自分がしんどい」と、どこに書けばいいのか
母子健康手帳の省令様式にある「保護者の記録」13頁の項目を、1つずつ数えて分けました。181のうち39が、子どものことではなく書いている人自身のことをきいています。
整理と仮説2026年9月13日
「何時にお迎えに行けばいいのか」が分からない
市町村の認定が決めているのは「1日11時間まで」という長さの上限だけで、何時から何時までかは書かれていません。時間帯を決めているのは保護者と園が結ぶ契約でした。
整理と仮説2026年9月12日
「どれくらい寝るのが普通か」が分からない
国の睡眠ガイドのこども版には0歳の数字がありません。そのかわり母子健康手帳には「保護者ご自身の睡眠で困っていることはありますか」という欄が13回あります。
整理と仮説2026年9月11日
「保育園に入れなかったから育休を延ばす」の中身
保育所に入れなかったことを理由に育休を延ばすときの条件が、2025年4月に変わりました。変わったのは給付金の側だけです。境目は申請した日ではなく、子が生まれた日でした。
整理と仮説2026年9月10日
「早生まれは保育園に入りにくい」の中身
4月1日の時点でその子が生後何日になるかを、12か月ぶん全部数えました。差が出ているのは入れるかどうかではなく、育休をどれだけ切り上げるかのほうでした。
整理と仮説2026年9月8日
介護の16のサービスのうち、家族が休むことを目的に書いてあるのはいくつか
国が出しているサービスの説明ページを16本ぜんぶ読んで数えました。「家族の介護の負担軽減」と書いてあるのは6本で、その6本は全部「本人がどこかへ行っている」形のものでした。
2026年8月(4本)
やり方の型2026年8月30日
家の事務を「1枚の画面」にしてもらう
結婚・引っ越し・退職のあとに残る細かい手続きを、AIに1枚の画面にしてもらう頼み方です。ただし日数・金額・書類名は書かせません。
整理と仮説2026年8月29日
PTA・町内会の負担 — 全国の状況と、解決策の仮説
公開されている声と公的な調査だけを材料に、当番・引き継ぎ・連絡の3つの詰まりを整理しました。解決策は「こういう案がある」までの仮説です。
やり方の型2026年8月29日
献立を「決める」だけAIに渡す — 家の条件を1回で書く型
「決めるのが嫌」な人向けに、家の条件をAIに1回で伝える5行の型を作り、研究所が実際にAIへ通した結果をそのまま載せています。
作ってみた2026年8月29日
公共施設の予約を、作り直してみました
既存3自治体の予約システムを実際に触って見つけた5つの型を、ひとつずつ裏返しました。動くものが触れます。しくみはMITで自由に使えます。
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